離婚、親の危篤に呼ばれる。

とても仲の良いいとこがおり、父親が浮気したことで弁護士を仲介に立てて離婚、母親が親権をとり、家を出ました。
はじめはかなり気落ちしていましたが、もともとタヒボ茶の飲み方にこだわっていた朝早くから夜遅くまで仕事をしていた
(今となってはその幾日かは浮気だったのでしょうが・・・)父親には、別れ難くてつらすぎる、
というほどの気持ちまでもはなかったようで、ゆるやかに母子家庭の生活が始まりました。

いとことは仲がよく、大きくなってからもかなり親しく付き合っていましたが、ある日、父親の
浮気相手から連絡が入り、父親の危篤だから顔を出してほしい、と言われたそうです。

いとこは会いに行くことをかなり悩んでいました。
子供心に浮気に全く気づいていなかったため、父親はたまに遊んでくれたことが良い思い出として
残っているぼんやりとした存在として位置づけていたため、再びあったり、死ということについて
全く実感がなかったようです。

結局、きちんと母親に相談して顔を見せに行きました。
別人のようにやせ細った父の横にいた、自分の母親とは全く異なるタイプの女性。
何もかも実感がわかない30分ほどの面会に、いとこはひと月以上心ここにあらずで過ごしていました。
離婚というものが子供に与える影響は強すぎます。見ていてこちらの心が痛みました。